Synchro Lab TOKYO ~ 【東京都市再考】 誰かが言った。「シンギュラティがやって来る。気を付けろ!」 …と 

緻密に設計された都市は人間が創造性を発揮するには不向きな場所なのかも知れない。

 

昨今、先進国の大都市における風景が均一化してきていると言う説も、まんざら的外れな話ではない。

体内に栄養を運ぶ血液のように、都市を形成する膨大な情報にも均一化の兆候が。

毛細血管のように張り巡らされたインターネット網により都市を駆け巡る情報が、世界規模で均一化していく現象が至る場所で散見される時代。

直近の例でいえば、世界再生回数ランキング1位となった「ピコ太郎(PIKOTARO)ー『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』」。(「Billboard Hot 100にランクインした最も短い曲」ギネス世界記録に認定)

本当にネットってすげえ!」・・・これは、ピコ太郎ではなく古坂大魔王古坂和仁氏)自身がネットの脅威にガクブルした瞬間のコトバである。

都市は膨大な情報を一瞬の内に産み、そして消費し尽し、次にやって来る新たな情報を大きな口を開け待ち構えている。

人間の情報処理能力を遥かに超えた情報大爆発により「何が必要な情報か?何が不要な情報か?」といった取捨選択が一層困難になり、人はやがて思考停止状態へと陥っていく。それは「2045年問題」として一部の知識人・教養人たちが警告を発する。

 

シンギュラティがやって来る。気を付けろ!」と。

 

合理性や利便性を突き詰めていった結果、不合理なコトや無駄なモノは、

根こそぎ排除され、残されたのは機械たちに管理された息苦しい世界。

人工都市において人間は機械的に規則正しく生かされる。

そして都市は徐々に、そして確実に人間を奴隷化していく。

都市はその「人間奴隷化」増殖器として、今後も着実に進化し続けている。

 

現在大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」で描かれた東京の風景は、そんな窮屈な未来都市・東京に対し、一種の警笛を鳴らしているのではないかと個人的に思ったりする。大都市の中で押しつぶされながらも、主体的に生きようとする力強い人物像が生き生きと描かれている。

 

都市とはあくまでも脇役であり、人の生き様を豊かに反映する補助装置であるべきだ。

人の生き様を奪う都市に未来はない。

ひとりひとりが改めて、埃を被った「アナログ自分アンテナ」を復活、張り巡らして「人間が人間らしく生活できる都市」をテーマに真剣に議論する時が迫っている。

 

近未来SF映画でよく描かれる、暴走した人工知能と戦うレジスタンスたちが

本当に現れる時代が来るのだろうか?

 

 

▼「世界東京化計画(Worldwide Tokyo-lization Project)©」

(出典:石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所HPより)

www.designboom.com

 

▼【YouTube】世界有数のメガポリス「東京」イメージ動画
「TOKYO,TOKYO,TOKYO ! 」 (over 2,000 TITEL)

youtube.com