Synchro Lab TOKYO ~ 「東京建築遺産」を歩きながら考えたこと

東京都内には明治時代以降、経済的成功を収めた教養人たちによる名建築が数多く残っている。

京都・奈良が古代~中世建築のギャラリー都市であるならば、さしあたって東京は近代建築のギャラリー都市であると言えるだろう。

動画チャンネル「TOKYO,TOKYO,TOKYO ! *」において「東京建築遺産」シリーズもあと少しで100タイトルに迫る勢いである。

個々の名建築を撮影しながら感じること。

初代オーナーの所有を離れても尚、大切に修繕・保存され続けている建物。

東京再開発の波に飲み込まれ既に消滅、あるいは何れその運命にある建物。

二極化が着実に進んでいる。

前者は、国や都において経済的にも手厚く保護されている建物や、今なお住人が住み続け定期的にお手入れを繰り返し大切に保存されている。

後者においては無人化、野放し状態。自然のなすがままに朽ち果て生命を脅かされ続けている。

当初は莫大な費用を注ぎ、名だたる一流建築家の設計の下、都市の繁栄を象徴した名建築であったことは間違いない。

似た時代、同じような思いで建てられたはずの名建築たちが、こうも極端な運命を辿るのは一体なぜだろう?

経済的背景によるオーナー減少? 建造物に対するトレンド変化?

ピカピカで無機質な現代建築に埋め尽くされた都市は、海外からの旅行者たちにとって面白味に欠けた魅力ない「どこにでもある街」に映るだろう。

尚更、そこで暮らす私たち日本人においては「つまらなく息苦しい街」である。

 

更なるインバウンド強化のためにも、ヨーロッパ等に見られる新旧調和のとれた街並づくりをお手本に、今こそ東京もクールジャパンの重点項目として「近代建築の修復・保存」に真剣に取り組む法的整備の導入が求められる。

 

▼【YouTube】「東京建築遺産」シリーズ動画

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▼【YouTube】世界有数のメガポリス「東京」イメージ動画
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