SynchroLabTOKYOの日記 ~ “ラッキー7”の存在しない東京の町名について

都内23区を歩いていると数字の付いた町名が数多く登場することに気付く。

東京地図の索引覧で数の付く町名を調べてみると面白いことに気付く。

結論から言うと「七」の付く町名が存在しないのだ。

参考までに数の付く町名を列挙してみたい。

「一」・・・一ツ家(足立区)/一之江(江戸川区)/上一色(江戸川区)/本一色(江戸川区)/一番町(千代田区)/一ツ橋(千代田区)

「二」・・・二之江町(江戸川区)/二葉(品川区)/二番町(千代田区)

「三」・・・三園(板橋区)/三好(江東区)/三栄町(新宿区)/三軒茶屋(世田谷区)/三宿(世田谷区)/三筋(台東区)/三ノ輪(台東区)/三番町(千代田区)/三崎町(千代田区)/三原台(練馬区)/三田(港区)/三田(目黒区)

「四」・・・四葉板橋区)/四つ木(葛飾区)/四谷(新宿区)/四番町(千代田区)

「五」・・・五反田(品川区)/五軒町(新宿区)/五番町(千代田区)/五本木(目黒区)

「六」・・・六月町(足立区)/六木(足立区)/六郷(大田区)/六番町(千代田区)/六本木(港区)

「七」・・・該当なし

「八」・・・八潮(品川区)/市谷八幡町(新宿区)/筑土八幡町(新宿区)/八広(墨田区)/八幡山(世田谷区)/八重洲中央区)/八丁堀(中央区)/八雲(目黒区)

「九」・・・九段(千代田区)

「十」・・・十条(北区)/麻布十番(港区)

「二十」・・・二十騎町(新宿区)

「百」・・・百人町(新宿区)

「千」・・・古千谷(足立区)/千住(足立区)/千束(大田区)/千鳥(大田区)/千石(江東区)/千駄ケ谷(渋谷区)/千歳(墨田区)/千歳台(世田谷区)/千束(台東区)/千川(豊島区)/千早(豊島区)/千石(文京区)/千駄木(文京区)

 

西洋では “7” は「ラッキーセブン」と言われるように幸運の数字であるのに、東京においてなぜこのラッキー数字を付けた町名が存在しないのだろうか?

日本の名詞・慣用句における「七」に関連する言葉をいくつか挙げてみる。

七草、七曲、七五三、七福神、七転八倒、七転び八起、環状七号線・・・等

あくまでも推論の域を超えないが、土地の名前に関しては「七」という数字はあまり好意的に使われるケースが少なかったのではないだろうか?

宗教的な視点において、キリスト教に纏わる「七」よりも、むしろ神道的な末広がりを意味する「八」が重用されたのかもしれない。

自然のもの全てには神が宿っている「八百神」に由来した「八」が付く数多くの町名が存在していることもうなずけるのではないだろうか。
青森県八戸市岩手県八幡平市/埼玉県八潮市/千葉県八街市/東京都八王子市/滋賀県近江八幡市京都府八幡市大阪府八尾市/愛媛県八幡浜市/福岡県八女市熊本県八代市 など)

更に深読みするなら、「七」以外の数がすべて存在する事実より、「七」だけが意図的に避けられたとも考えられるのではないだろうか。

町名と数の結びつきについても、日本独特の宗教的色彩が浮かび上がってくる。

東京の街歩きの中で、こうした些細な発見が、実は都市の発展と大きな関わりを持っているのではないかと感じることがある。

都市伝説と一言でで済ませるのは簡単だが、こうした些細な謎を突き詰めていくと、東京の新たな魅力が見えてくるのかも知れない。

だから街歩きは辞められない。

 

<備考>

参考までご紹介しておく。

東京都内で「七」が付く町名が一ヶ所だけ存在する。

それは、「東京都八王子市(はちおうじし・ななくに)」である。

 

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