SynchroLabTOKYOの日記 ~ 「ドキドキ・ワクワク」する新国立競技場建設現場活用のススメ

東京五輪(2020年開催予定)のメインスタジアムとなる新国立競技場の基礎工事が昨年末より本格的にスタートした。

建設工区全体を見渡すことができる東京体育館裏手にある高台バルコニーより工事の模様をうかがう。
競技場のフィールドに沿って楕円形に削り取られた残土を積載した大型ダンプカーの群れがせわしげに構内を行き来している。

着工以前は工事現場を取り巻く防護壁のいくつかの場所に、工区内の様子を見学できるのぞき窓が設置されていたが、現在はすべて目張りがされており近距離から中の様子を観察することができない。

私が常々残念に思うことがある。

都内で進行中の大規模な工事現場のそばを通るたびに、「どのくらい工事が進んだのかしら?」と内部を覗きたい衝動に駆られる。
しかし、私の期待とは裏腹に、その工事現場は常に高く固い防護壁に遮断され、その内情を明らかにしてくれることは決してない。

工区外への災害波及を回避するため防護壁を設け、安全第一で建設を進める方針には全く異論はない。また、民間資本が主体となって薦められる建設現場においては、安全面以外にも各社固有のコンプライアンスに関わる理由で内部を覗くことがNGのケースがあることも理解できる。

しかしながら、新国立競技場をはじめとする五輪会場については、国民(周辺整備費用は都民)の税金を使って建設される公共施設なのだから、市民がぶらりと訪れ内部をチラリと観察することができるぐらいの工夫を盛り込んだ工事現場であって欲しい。
例えば、防護壁の何か所かに強化ガラスでできた覗き窓を設置してくれるだけで、周辺を散策する人々に対し、アミューズメント性を提供することが可能になるはずだ。

そこで本ブログでは、関係団体および企業に対し、以下の提言を勝手に行うこととする。

「新国立競技場の建設現場そのものを、(東京五輪およびクールジャパンの事前PR)メディアとして大いに活用せよ!」

 

「(新国立競技場)建設現場×アミューズメント化=東京新観光名所」

 

▼施策案①:防護壁を巨大キャンバスと見立てたPR
・クールジャパンを代表するコンテンツ「漫画・アニメ大博覧会」(日本を代表する著名漫画家・アニメーターによる作品群で工事現場全体をラッピング)
・都内の小中学生による「東京」「五輪」をテーマにした巨大壁画コンクール
・オリンピック年表(ぐるっと一周してわかる五輪の歴史を掲示)
・各競技の世界記録・五輪記録をアイコンで分かりやすく表示(夜間はモーションキャプチャープロジェクションマッピング技術を使った見えるオリンピック体験など)
・建設中に提供されたコンテンツは、オリンピックレガシーの一部として大会期間中は8Kによるパブリックビューイング等でを放映し、会期後は後世への記憶遺産としてアーカイブをネットで公開(無料)していくことも考えられる。  ・・・等々

▼施策案②:建設現場を「新たな革命的テクノロジーの展示場」として活用
・工事現場に定点カメラを設置し、「新国立競技場建設現場」のリアルな映像をYouTubu専用チャンネルなどで24日365日ライブ中継する
(工期の節目節目でドローンによる現場空撮映像と著名アスリートなどによるライブ番組を放映)
・AR/VR技術を駆使し、バーチャルな工事現場(竣工会場内)を全方位で歩き回れるイベント施設の設置
・建設用ハイテク重機(ロボット型重機)を使った工作ロボット集団による建設ショー
・建設現場周辺(霞ヶ丘町神宮外苑周辺)に「自動運転タクシー」や「水素燃料バス」のモデルコースを設置
・ドローンの実証実験(会場周辺で外国人参加型ミニマラソン大会を開催し、複数のドローンを飛ばし自国の選手の競技風景を随時選択して視聴できるシステム開発の実証実験)・・・等々

▼施策案③:多くの人々が集い、体験・共感し、「オリンピックレガシー」を後世に繋いでいく場所にする
・工事現場でのライブコンサート(オリンピック開会式典出演者によるパフォーマンスなど)*チケット機能付き電子ペーパーの実証実験
・ロボットによるミニ・オリンピックの開催
・自動販売機大博覧会(日本誇る自販機文化の集大成となるイベント。建設現場外周を全国各メーカーの自動販売機が埋め尽くす圧巻の風景。)・・・等々

▼施策案④:アイデア次第では想定外の収益確保が可能かも?!

日本が誇るハード(技術)やソフト(コンテンツ)のPRのための広告スペースとして防護壁のホワイトスペースを民間に販売し、そこで得た収益をより魅力的な五輪演出のためのコストとして活用していくなど、大会経費を民間から補完するビジネスモデルはアイデア次第で無限に出てくるのではないだろうか。
(但し、国内外の五輪オフィシャル・スポンサーの権利問題に抵触しない範囲での営業行為となるが・・・その辺りは電通さんの思惑次第?!)
国立競技場における外壁および建設現場スペースでのPR活動は、ニュース性といい、話題性といい、国内外に広く注目されるだけのポテンシャルは十分にあるのではないだろうか。


新国立競技場完成までの貴重な時間をただ指をくわえて待ちわびるのではなく、「工事中」の現段階から積極的に活用してしていくことで「オリンピック・ムード」を高めていく視点が重要である。
また、「オリンピック・レガシー」を残すためにも建設段階より多くの人々に参加してもらい、完成後、施設に対してより愛着を持ってもらう空気づくりを行うことが肝心ではないだろうか。

そのためには、「ある日突然現れた完成物を何となく楽しむ」視点から「建設過程を共に楽しみ、愛着持って完成物を末永く大切に使っていく」という意識の転換が求められる。

多くの人々が、日々変化していく新国立競技場の建設現場を注目し続けることで、完成に近づいていくワクワク感や工程を共に見守り続けたという達成感を味わうことができる「共通体験の場」となれば幸いである。

小池都知事の唱える「都民ファースト」「情報公開」「 税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)」 のひとつの表現の場としても、新国立競技場を大いに活用すべきである。

 

▼【YouTube】新国立競技場

[New National Stadium :2020 Tokyo Olympic Main Stadium]

www.youtube.com

 

 

▼【YouTube】世界有数のメガポリス「東京」イメージ動画
「TOKYO,TOKYO,TOKYO ! 」 (over 2,000 TITEL)

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